１週間でダイエット

１週間ダイエットというのをご存知でしょうか。健康維持のためには補給すべき栄養素は保証した上で、できる限りカロリー制限を課した食生活を行うことが、１週間ダイエットの骨子です。１キロダイエットするためには7200キロカロリー減らさなくてはなりません。

つまり、１週間で３㎏のダイエットを行うためには、総計で21,600キロカロリーを減らすことになります。"期間を７日間と区切った場合、１日につき3085キロカロリーずつを減らせば目標とする食事制限をすることができます。

とはいえ、運動で消費できるカロリーを算出してみた場合、水泳は30分で560キロカロリーを消費します。つまり、毎日３時間ずつの水泳をしなければ、カロリーを使うことができないのです。ジョギングは、30分で260kcalの消費です。

１週間でダイエットをするためには、６時間はジョギングをしなければカロリーを使い切れません。ウォーキングでは、30分の取り組みで120キロカロリーの消費ですので、時間はさらに長くなります。

ウォーキングで１週間ダイエットを達成するには、毎日13時間ずつのウォーキングをしなければなりません。現実的でない数字を並べたように見えるかもしれませんが、１週間ダイエットを否定しているわけではありません。

食事量を減らすという取り組みからもダイエットはできます。ダイエットを１週間で行うことはなかなか大変です。運動と平行して、ダイエット食品などを活用して１日に取り入れるカロリー量を減らすこともできます。

１週間ダイエットでは、置き換えダイエットがよく行われます。置き換えダイエットでは、１日３度の食事のうち１度の内容を、ダイエット食品を用いた食事にします。効率のいい置き換えダイエットをするためには、１日のうちで最もカロリー摂取が多い食事をダイエット食品に切り替えましょう。

ほとんどの人が、夕食に最もカロリーの多い食事を摂っているでしょう。夕食後は体を動かす機会も少ないので、ダイエットメニュー向けです。夕食をダイエット食にすることで大きな効果が期待できます。おやつを控えること、それ以外の時に食べ過ぎないことも気をつけましょう。

ダイエット用の食事として売り出されているものには、おかゆのように見える食事や、クッキーや飲み物状のものがあります。おかゆタイプのダイエット食品ですが、見た目が普通の食事と変わらないため、食事をとった満足感を得られるのが利点といえます。

おかゆは噛むことができますので、満腹も感じやすくなります。次にドリンクタイプですが、こちらは安価なのが魅力です。満足感が低いため、間食に注意しましょう。クッキータイプのダイエット食品については、味も歯ごたえもよいのですが、量が少なくおやつ感覚になってしまうのが難点といえるでしょう。

１週間だけの短期ダイエットですが、無理をしすぎないようにしましょう。１週間だけならと、３度の食事を全てダイエット食に置き換えてしまう人もいますが、体にもダイエットのためにも良くありません。

１週間ダイエットに向いているダイエット方法といえば置き換えダイエットです。このほかには、脂肪燃焼スープダイエットがあります。一週間の食事を、脂肪燃焼スープを用いたメニューにするものです。

脂肪燃焼スープは１日１杯は必ず食べることが基本ですが、満腹まで食べても構いません。脂肪燃焼スープでダイエットをする時は、日に1.5リットル～2リットルの水分摂取によって体内の不要な水分を排出するよう促す必要があります。

さらにダイエット効果が期待できます。１週間ダイエットで脂肪燃焼スープを使う場合は、１週間の食生活を事前に決めておき、その内容に沿って食事を摂取していきます。１週間ダイエットでは、脂肪燃焼スープを摂取するに際して、バナナ、スキムミルク、野菜、果物を同時に食べます。

炭水化物や肉をできるだけ摂取しないような食事となります。脂肪燃焼スープダイエットの食事メニューは、バランスが良いよいに見えてたんぱく質が足りないので、長く続けられません。

カロリーがとても低いことが脂肪燃焼スープの特長ですから、１週間食べ続ければほぼ確実に体重を落とせます。筋肉の減少は脂肪燃焼率を下げてしまうため長期的なダイエットには向かない方法とも言えます。

１週間ダイエットは期限までに一時的でいいので体重を減らしたい、という方が取り組むものです。健康や美容に配慮しながらダイエットをするなら、別な方法がいいでしょう。